豪徳寺
豪徳寺
いにしえの香りが楽しめる招き猫の街1400年ころ、豪徳寺には世田谷城が建てられた。当時はここが世田谷の中心地で、敷地内には豪徳寺があった。その後、城主は没落。江戸時代になると、荒れ寺となっていた豪徳寺は招き猫のおかげで名所となり、辺りは門前町として再び活気を帯びる。こんな歴史があって、古都の風情は今も色濃く残っている。
1480年に創建された曹洞宗の古刹で、招き猫の寺として知られている。伝承によると、彦根藩二代目藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰路、夕立に遭い、付近で雨宿りの場所を探していると、寺の前で和尚の飼い猫が手招きのような仕草をした。誘われるように寺の中に入ると、先ほどまで立っていた場所に雷が落ちた。猫のおかげで助かった直孝は、伽藍を造るなど寺の整備をしたという。また、これを機に井伊家の菩提寺ともなった。1677年に造られた風格の漂う仏殿、本殿や猫観音を祀った招猫殿に加え、2006年には三重塔も落慶した。庭の紅葉の美しさも豪徳寺の魅力のひとつである。そして、奉納所にはいつもたくさんの招き猫が納められている。
住所 世田谷区豪徳寺2-24-7
電話 03-3426-1437
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